活性炭吸着塔
特徴
各種水、VOC、臭気、COD洗浄に。
●Dタイプのドラム缶容量は200Lと350Lの2種類を用意しております。
●液体用と気体用を選べます。
●Sタイプ オール ステンレス製 逆洗機付き。
<用途>
●液体中のVOCの除去・ダイオキシン除去・COD除去等。
●気体中のVOC除去・臭気除去・各種有害ガス除去。
<活性炭>
活性炭とは、ヤシ殻や石炭、オガ粉などの炭素物質(または炭素を含む物質)を炭化及び賦活して非常に大きな細孔(1〜20nmナノメートル)をたくさん造り、その細孔に物理的な吸着作用を起こさせる炭素です。活性炭は、多孔質構造の発達した炭素材料でもあり、その1gあたりの表面積は約500〜1300m2にもなり、空気中を浮遊している匂いや様々な物質がこの孔の引力によって吸い取られていきます。
また、物理的吸着性の低い物質については、特殊処理(添着活性炭)を施し化学吸着を利用する場合もあります。
<物理吸着>
活性炭に不純物を含む空気やガス、あるいは液体を接触させると、その内部表面積上に不純物を引き付けそれらを保持します。この吸着は界面現象の一つで、活性炭表面からの引力(ファンデル・ワールス力)により流体(気体又は液体)の中の分子が引き付けられて起こります。また、微細孔には毛管現象という吸着を助長する作用もあり、気相の場合この毛細現象により気体が液体になり、吸着量が増えます。これらを総称して物理吸着といいます。
<化学吸着>
この物理吸着に対して化学吸着があります。これは化学反応を伴って吸着されるものであり、酸やアルカリを添着した活性炭活性炭にみられます。化学吸着は、反応する物質だけを吸着します。
<破過の判定>
活性炭に不純物を吸着させた場合に、ある負荷量を超えると排出口の不純物濃度が次第に高くなっていきます。この現象は活性炭の破過現象と呼ばれ、破過が始まる時点を破過点と呼びます。通常この破過点は、処理の目標濃度に出口濃度が達する時点を指すのが一般的であり、破過点となる時期がその不純物に対する飽和時期となります。また、破過点は活性炭の種類や不純物の濃度、分子量、沸点、流量等によって変化します。従って破過点となる時期の判定は、一般的に処理装置の出口ガス濃度を測定して判定します。
<交換時期>
活性炭の性能低下(一般的には劣化という)が起きれば、活性炭を交換しなければなりません。活性炭が劣化すると、処理装置の出口濃度の上昇がみられます。
外形図
仕様
商品コード | TE1 S020G 001 | TE1 S035G 001 | TE1 S130G 001 | TE2 00015 001 |
---|---|---|---|---|
処理能力 | 3m3/min | 5m3/min | 15m3/h | 15m3/h |
タイプ | 気相 | 液相 | ||
全長L(mm) | 610 | 745 | 1,140 | 2,500 |
全幅W(mm) | 610 | 745 | 1,140 | 2,300 |
全高H(mm) | 985 | 1,055 | 1,140 | 2,300 |
乾燥質量(kg) | 130 | 210 | 350 | 1,460 |
運転質量(kg) | 196 | 325 | 850 | 6,300 |
活性炭充填質量(kg) | 66 | 115 | 500 | 4,840 |
資料
商品コード | TE1 S020G 001 | TE1 S035G 001 | TE1 S130G 001 | TE2 00015 001 |
---|---|---|---|---|
寸法・外形図 | ||||
EGカタログ | ||||
カタログ(ペラ) |
■資料を保存する場合はアイコンを右クリックし「対象をファイルに保存」を選択してください。